片付けをしていたら、押入れのダンボールから出てきたカセットテープ。
テープはマクセルで、カセットレーベルはSONY。

タイトルは「NON STOP ROCK FESTIVAL JAPAN ’85」

すっかり忘れていたが、1985年9月にFM福岡「モーニング・コール」という番組でオンエアされた曲が録音されている。
DJが「今週1週間は『NON STOP ROCK FESTIVAL JAPAN ’85』と題して、日本の曲の中から今ヒットしている曲、これからヒットしそうな曲を集めてお送りしています」と案内している。曲目アナウンス時のBGMは、a-haの「Take on me」だった。
1週間オンエアされたようだが、1日目と3日目がそれぞれ両面に録音されていた。

【A面】
TAKE IT TIME(矢沢永吉)
ラブ・パッション(REBECCA)
ホンキー・トンキー・クレイジー(BOØWY)
CRAZY NIGHT(LOUDNESS)
夜のハイウェイ(THE MODS)
キャデラック!(山善&MIDNIGHT SPECIAL)
風の唄(一世風靡セピア)
Love Desire(44MAGNUM)
NEW DANCE(THE STREET SLIDERS)
ステキなサタディナイト(UP BEAT)
オールサマー・ロング(TUBE)
モニカ(NOBODY)
SECRET LIFE(PINK)

【B面】
LONELY-愛という約束事(浜田省吾)
灰とダイヤモンド(沢田研二)
蜃気楼(REBECCA)
SUNSET CALLING(THE KIDS)
CLOUDY HEART(BOØWY)
Baby.I’m Really Down(THE STREET SLIDERS)
MORE(EARTHSHAKER)
Doctor(UP BEAT)
夜に抱かれて(THE MODS)
BLUE COLOR DANCER(ARB)
訪問者[ヴィジター](ECHOES)
25度の恋人(LOOSE)
モノクロームの夏(NOBODY)
YOUNG GENIUS(PINK)

 

連続してあの時代の曲を聴いていると、気分はすっかり’80s。
この小さいカセットテープに1985年・夏の空気が詰まっている。

2日ともPINKの曲が最後に流れたが、NOBODYの曲の後、いきなり日常から異次元、異空間、別の時代、別の国にトリップしたような不思議な気分になった。
PINKの曲をアルバム単位で聴いている時とは違った感覚だった。そしてPINKを初めて聴いた時の衝撃の欠片が蘇ってきた。

このラインナップの中でもPINKは異質。最後に持って来ないと完全に浮いてしまいそう。選曲した人は敢えて最後に持ってきたのかもしれない。
ラインナップは「今ヒットしている曲、これからヒットしそうな曲」という説明だったが、PINKは一般受けしそうじゃないし、選者の好みだったのではないかしら。