CDプレイヤーを持たないCD時代の申し子、なんちゃって。早く買って!

♪ハーイヤイヤ、ハッハッと、めちゃ明るい沖縄民謡が流れるスタジオにPINKのみな様が集合。「平凡の取材なんですよ」というと、「ありがたいですねェ」だって。PINKと平凡と沖縄民謡(?)という、史上初の異種格闘技の始まり、始まりィ~!

PINKは(写真右から)ボーカルの福岡ユタカ、ドラムの矢壁カメヲ、ベースの岡野ハジメ、パーカッションのスティーブ衛藤、キーボードのホッピー神山、そして本日欠席の渋谷ヒデヒロの6人。ほとんどたけし軍団ノリの名前だけど、大沢誉志幸、アップビート、ちわきまゆみ、松岡英明などのサウンドもバックアップしている個性派かつ実力者集団なんだ。

「PINKっていうと、必ず個性派とかなんとか必ず但し書きつくけど、アレ、もうやめてほしいな。もっとライブやレコードを体験して、PINKの実体をより深く知ってほしいの。僕らはブッ飛んだムズかしいことをやってるわけじゃないし、音はとってもポップだと思うし、ヒットの可能性も十分ある。もう見出しヌキで、認めてもらえる時期がないかな」(福岡ユタカ)

去年の10月、ロンドンのクラブでぬきうち試験的ライブを行った。
「最初は、けっこうクールに見てたんだけど、だんだんノッて来て、アンコールも出た。つまんないから帰ろ、って人はいなかった。ビックリしてたみたい。日本からこんなバンドが来るとは思わなかった、ってね」(岡野ハジメ)
と、なかなかの反響だったんだけど、彼らって、もう何回もロンドンに行ったことがあるのか、と思いきや、ホッピーとアメリカ生まれのスティーブ以外は、海外旅行初体験組。ライブの日をのぞけば、毎日が楽しい就学旅行、だった!?

「僕とスティーブはNYに行きたかったの。最後までヤダ、って抵抗したのに。ア~ア、楽しかった。テムズ川下り、ウエストミンスター寺院、ピカデリーサーカスとか、観光地巡りは。年とったら、また行こおっと」(矢壁カメヲ)

いまマクセルのCFに流れている「キープ・ユア・ビュー」をフィーチャーしたLP「サイコ・デリシャス」を1月28日にリリース。また2~4月はツアーも決定した。
「ゼッタイにCDでPINKサウンドを実感してほしいな。もう僕らはCDの音しか意識してないから。でも、ちゃんとCDプレイヤー持ってんの、僕だけなんだけどさ」(ホッピー神山)
何ナンダ!