1987年、バブル期に突入した頃の「アンアン」。
この頃はデザイナーズブランドの着物が流行し、アンアンでもたびたび着物特集が組まれていた。この時期の特集号は未だに大切に持っている。
表紙のモデルは雅子(故人)。この頃は太眉の時代。

 

この号に「アタックトリートメント」をリリースしたばかりのちわきまゆみが載っている。
白黒ページなのが残念。(竹内かなえ/左、中川比佐子/右)

 


ちわきまゆみさん(ミュージシャン)
みんなできものを気て歌舞伎を観に行きたい。おいらん調もいいし、下町娘っぽいのも魅力。

ステージではヘビメタ調、パンク調と思いっきりド派手なコスチュームでファンを沸かせるちわきさん。今回は一転して、たおやかな大正浪漫の小振袖でお目見えです。
「観劇やパーティーで、きものはけっこう着てるんですよ」
選ぶのは、うんと派手なものか、逆にかなり地味めのもの。
「おいらん調のかかえ帯、みたいな世界にも憧れるけど、ふだんふつうに着るならわりと下町娘っぽいのがいいな。浅草の街を歩いても目立たないような」
今回選んだ濃い紫地に花を散らした小振袖なども、ちょっぴり肩の力を抜いてラフなかんじで着るのが好きだとか。
「こういうの着ると、歌舞伎を観たいッなんて思っちゃう」
2月に発売したLP「アタック・トリートメント」(東芝EMI)でノッてるところ。

>>ちわきまゆみアルバム「ATTACK TREATMENT」レコーディング参加(アーカイブ記事)