ロックバンドKISSの初代ギタリスト、エース・フレーリーが亡くなった。
We are devastated by the passing of Ace Frehley. He was an essential and irreplaceable rock soldier during some of the most formative foundational chapters of the band and its history. He is and will always be a part of KISS’s legacy. Our thoughts are with Jeanette, Monique and… pic.twitter.com/y19anvZXbz
— KISS (@kiss) October 17, 2025
KISSの熱心なファンというわけではないが、エース在籍時のKISSには思い入れがあり、訃報は思いのほかショックだった。
中性的で色っぽいエースは独特の存在感があり、4人のキャラクターの絶妙なバランスがKISSの大きな魅力の一つだった。ステージ上のエースは内股気味でけだるそうに動き、一番ミステリアスに見えた。
昔は、エース・ヒューレイ(?)と表記されてたように記憶している。
KISSの思い出と言えば、高校時代に同級生の男子たちがバンドを組んで、文化祭でKISSの曲を演奏したことがある。制服(開襟シャツに黒のズボン)にあのメイクをしてステージに出たのだが、私はギターのメイクを担当することになり、エースの写真を見ながら銀色と黒のポスターカラー(後で肌荒れがたいへんだったかも)で、ぶっつけ本番のメイクをした。「ポールだったら簡単なのに・・・」と思いながら悪戦苦闘した記憶がある。
KISSの曲もろくに知らないままステージを見たが、演奏が上手かったのか下手だったのかよく分からない。「C’mon and Love Me」「Nothin’ to Lose」を演奏したのは覚えている。(ちなみに彼らの他にステージでは、目立つ系の女子たちがキャンディーズやピンクレディーの踊りを披露していた)
他にもクラスのちょっと尖がった女子たちがKISSやQUEEN、AEROSMITHのファンで、1977年のKISS初来日の時に、福岡の九電記念体育館でのライブに行ったという。彼女たちはバンドを演った男子たちとも仲が良くて、KISSのメンバーがそれぞれのソロ・アルバムをリリースした時に、分担してそれぞれの推しメンバーのアルバムを1枚ずつ購入して互いに交換して聴いていた。私はポール・スタンレーのアルバムだけカセットに録音したものをもらって、けっこう聴いていた。後にCD化された時に購入して、今でも手元にある。
あの時のみんな、どんなオジサン、オバサンになってるかな・・・熱心なファンだったから、今回のエースの訃報を耳にして感慨深いことだろう。
話をエースに戻そう。
長いことKISSのステージ上の姿しか知らず、素顔のエースの写真を見てもこれが彼だと未だにピンと来ないのだが・・・・高笑いするエース(笑い上戸?)ばかりを編集した動画がSNSに流れてきて、ステージとのギャップに今更ながら驚いた!
スペースマン・エース どうぞ安らかに。
(1951.4.27~2025.10.16 享年74歳)
【追悼】
KISSのエース・フレーリーは「永遠の道化師」だった74歳でこの世を去ったKISSのギタリスト。彼はロックンロールの世界を、最高のコメディアンに匹敵するウィットと笑い声で駆け抜けた。#KISS #AceFrehley
— Rolling Stone Japan (@rollingstonejp) October 17, 2025
「SHOCK ME」
Ace Frehley Guitar Solo Tokyo Japan 1977