1980年代半ばに「大沢誉志幸」にハマっていた。
私にとっては、PINKの入口ともなったアーティストである。
彼は自分自身で作曲も手掛け、カップヌードルのCMに起用された「そして僕は途方に暮れる」が大ヒットした。

この美しいバラード調の曲はイントロを聴くだけで切なくなる大好きな曲だが、大沢誉志幸の真骨頂は、沢田研二(ジュリー)に提供した「晴れのちBLUE BOY」(1983年)のように、風変わりでファンキーな曲にある。

「晴れのちBLUE BOY」は殆どメロディーラインのないリズムだけの曲で、今聴いてもぶっ飛んでいる!
ジャングルビートというらしい。
あまりに早過ぎて、時代に受け入れられなかった曲だろう。
レコードセ―ルスの数字はあまりパッとしなかったはずだ。
でも、ジュリーの曲の中では一番これが好き💛💛💛

「言いたいことはヤシの実の中♪」
を繰り返すシュールな歌詞は銀色夏生(ぎんいろ・なつお)。
こんな曲が書けるなんて、天才的なコンビ。
そして編曲は名アレンジャーの大村雅朗(1997年逝去)。

ちなみに、ジュリーの「おまえにチェックイン」も大沢誉志幸の作曲。

銀色夏生の歌詞については、こちらの記事がお勧め↓↓↓
銀色夏生になれなかったよ HOKURIKU TEENAGE BLUE 1980 Vol.13 沢田研二『晴れのちBLUE BOY』 大澤誉志幸『そして君は途方に暮れる』


そして’80年代前半に、これを歌っていたジュリーもすごい!
曲・詞・歌い手の奇跡的な三位一体。
紅白歌合戦で梵字がプリントされたミリタリー調の衣装でパフォーマンスした時、客席は完全にひいてたもんね。


紅白でのパフォーマンスはこちら↑
ぶっ飛んでるので、是非見て欲しい。

 


しつこく紅白の動画もういっぺん貼り付け。コメントの激流がおもしろい!