雑誌「Player」1986年4月号に掲載されたこちらの記事。
タイトルは「Tirez Sur Le Pianiste!」で、日本語に訳すと「ピアニストを撃て!」。フランソワ・トリュフォー監督の映画のタイトルと同じである。
何故、このタイトルなんだろう・・・・。

Wikipediaによると、タイトルの「ピアニストを撃て」(原題: Tirez sur le pianiste, 英題: Shoot the Piano Player)は、かつてアメリカの19世紀西部開拓時代の酒場では、貴重な人材であるピアニストを喧嘩騒ぎの殺し合いから保護するために「ピアニストを撃たないでください」と貼り紙がしてあったという逸話から来ているらしい。

この記事では、「音楽的な評価の高さがレコードの売上げにほとんど結びつかない」という当時の日本の音楽業界の状況について語られている。(今現在も、その状況は変わってないのではないか)
貴重な人材であるピアニスト(=ミュージシャン)たちが撃たれている、つまり彼らの才能や生み出している音楽が守られていない、ということをこのタイトルで表しているのだろうか。

 

この映画(或いは映画タイトル)にインスパイアされたアルバム

「ピアニストを撃つな!」(Don’t Shoot Me I’m Only the Piano Player)エルトン・ジョン

「SHOOT THE VIOLIST」(ビオラ奏者を撃て)久石譲アンサンブル