昨年(2021年)12月に「マトリックス レザレクションズ」が公開されたためか、昨年1月に書いた記事【2021年に感じる映画「マトリックス」のリアル】へのアクセスが年末からコンスタントに続いている。

「マトリックス」はサイバーパンク(SFのサブジャンル)の映画。
そもそもサイバーパンクとはどういうものかを私自身よく理解していないが、生物学的肉体と機械的・電子的な要素を融合させたものというイメージがある。

 

Wikipediaのサイバーパンクのページに、漢字、ひらがな、カタカナの看板やネオンサインが所狭しと並ぶ雑然とした日本の繁華街(新宿歌舞伎町)のイメージが、サイバーパンクの原風景になっているという記述があった。
サイバーパンクの代表的な作家ウィリアム・ギブスンによると・・・ “modern Japan simply was cyberpunk.” だそうである。(ちなみに「マトリックス」1作目のパンフレットには、ウィリアム・ギブソンのコメントあり)
映画「ブレードランナー」に出てくる近未来都市もまさにそのイメージ。

 

“modern Japan simply was cyberpunk.”

アルバム『CYBER』の1曲目に収録されている「TOKYO JOY」は、こういった世界観をイメージして作られたのかもしれない。

↓こちらの記事でサイバーパンクについて触れてある。
>>『CYBER』リリース(Player)

「TOKYO JOY」(詞:宇辺セージ/曲:福岡ユタカ、矢壁アツノブ)

 

↑しっかり「電脳的肉体派/サイバー・パンク・ロック」と謳ってある。
ただアルバム全体の印象は散漫で、サイバーパンクというのがピンと来ない。むしろ「Scanner」「Body Snatcher」「Electric Message」が収録された前作『サイコデリシャス』の方が電脳的・SF的な世界を感じる。

 

「PINK ULTIMATE」のジャケットの色を変換してみたら、マトリックスぽくなった。

 

マトリックスコード あるいは デジタルレイン

 

「マトリックス レザレクションズ」のエンディング曲は1作目と同じ「Wake up」。Brass Against(feat. Sophia Urista)によるカバー。

【関連記事】
>>2021年に感じる映画「マトリックス」のリアル

>>「CYBER」的デザイン