福岡出身の音楽家・大村雅朗が亡くなって25年の節目に開催されたトリビュート公演。
会場は福岡キャナルシティ劇場、2022年9月23日&24日の2日間開催。
大村氏のアレンジした曲、作曲した曲をゲストアーティストたちが歌う。

大村雅朗 25thメモリアルスーパーライブ>>


とりあえず、忘れないうちに書き留めておく。
11月にスカパーで放映されるので、まっさらな状態で見たい人はネタバレになるから、読まない方がよいかも。
大村氏は膨大な数の曲をアレンジしているので、もちろん知らない曲、聴いたことが無い曲も多々あり。

【1日目】
・DJの砂原良徳によるオープニング
「No No サーキュレーション」~「晴れのちBLUE BOY」~「その気×××」の流れが絶妙。早くも目尻に水滴にじむ。
「SOMEDAY」~「そして僕は途方に暮れる」へのグラデーションのような曲の移行が素晴らしい。

・自称 現場監督(あるいは火元責任者)の佐橋佳幸と亀田誠治のやりとりは、まるで漫才のようで楽しい。司会進行と併せて本業の演奏の方もあるから、相当たいへんだっただろう。

・バックバンド名は「BTS」バンド。バク・トリビュート・セッション・バンドの略。バクは大村氏の愛称。

・八神純子の歌は昔と遜色なくて、あのハイトーンの歌声をキープしているのが驚異的。「みずいろの雨」ではサンバホイッスルも吹いてくれた。「ポーラースター」「Mr.ブルー 〜私の地球〜」とあと2曲。

・ばんばひろふみは往年の歌声ではなく、歌い終わるまでハラハラしながらだったけど、「SACHIKO」が聴けて良かった。もう1曲は曲目不明。

・中川翔子は敬愛する松田聖子の「天使のウィンク」「ハートのイヤリング」「セイシェルの夕陽」をカバー。その昔、お父さんの中川勝彦のライブにも行ったことがある。
「ハートのイヤリング」が佐野元春の作曲ということをすっかり忘れてた。
松本隆が登場してトークタイム。

・渡辺美里はさすがに上手い。「BELIEVE」「 君はクロール」「Lovin’ you」そして大江千里の「Rain」をカバー。もちろん「My Revolution」は外せない。彼女の曲をよく知らない私でさえ、あのイントロを聴いただけで胸がキュッとなるから、ガチのファンはもうたまらなかっただろう。


【2日目】
・同じく砂原良徳によるオープニング
記憶が曖昧だが、「天使のウィンク」「水のルージュ」「メイン・テーマ」あり。

・大沢誉志幸が歌ったのは、自身のアルバムから「そして僕は途方に暮れる」「e-Escape」「Confusion」、他のアーティストに提供した曲は「晴れのちBLUE BOY」「ラ・ヴィ・アン・ローズ」。
最近の大沢氏は小さい会場でアコースティックライブ活動がメインになっているので、昔のようにバックバンドを従えて歌うステージを見られて嬉しい!しかもファン以外は知らないであろう「e-Escape」「Confusion」を歌ってくれるとは!「e-Escape」のアレンジ、本当に不穏で神経症的で危うくてたまらない。「晴れのちBLUE BOY」みたいなぶっ飛んだ曲は歌い手を選ぶし、なんてカッコいいアレンジなんだろう。
そして初期の「Arable」ツアーはPINKのメンバーがバックバンドで、「e-Escape」「Confusion」も演奏していたと思うとまたまた感無量。大沢さんデビュー40周年記念で、「Arable」ツアーの映像リマスター版出してくれないかな。
プロデューサーの木﨑賢治を加えてのトークタイムあり。

・南佳孝は「スタンダード・ナンバー」と「ストライプの雨の彼方」の2曲。「スタンダード・ナンバー」を生で聴けて嬉しい。松本隆が登場して、トークタイム。薬師丸ひろ子に提供した「メイン・テーマ」についても語る。

・川崎鷹也は「SOMEDAY」と「パープル・タウン」。昨日のしょこたんの時も感じたが、次世代に伝えていくためには、若い世代が歌ってくれることに大きな意味がある。

・槇原敬之は二度登場。「モニカ」「Lovin’ you」「Rain」、そして最後の最後に「桜の園」「スイートメモリーズ」。
(「Rain」「Lovin’ you」は前日、渡辺美里も歌った)

 

今回のメモリアルライブは、大村雅朗の故郷・福岡で行ったというところに意義がある。是非30thも福岡で開催して欲しい。

 

2日通し券を購入した人には、LPが入るサイズのトートバックプレゼントあり。
↓このアナログ盤を買って入れるということになっているらしい。現場監督のお二人、販促トークも抜かりなく。(^^♪
大村雅朗の奇跡 Compiled by 佐橋佳幸&亀田誠治>>

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