最先端のサウンドを届けてくれるPINKは、昨年、多くの海外進出バンドの波に乗りおくれることなく、ロンドンでリッパにライブを披露してきた。外国の業界くんたちがオリジナリティのあるビートを持ったバンドだって絶賛。その実力は3rd.LPで。

PINKのサウンドを説明する場合、とても大切なのは個人だ。彼らにとって、人と強調するふりはそれほど大切じゃない。ほら、このグループ・ショット(メンバーが集まった写真)をみてごらんなさい。いろんなヤツがいるでしょ。グラム・ロックにとりつかれたヤツ。禅寺の修行僧のようなヤツ、かと思うと女子大の先生みたいな人が紛れている。なんにも知らない人は、これでもひとつのバンドなのかと思う。でも、PINKはPINKだ。
彼らがばらばらでもいいのは、ビートでつながりすぎるくらいつながっているからなのだ。