最新シングル「KEEP YOUR VIEW」がマクセルのCFに起用されたりと、このところ、やっとという感じで、注目され始めたPINK。イギリスでも12インチシングルが発売になり、10月上旬、プロモーションのために、ロンドンでライブをやって来た。

「”バスビーズ”というディスコを借りきって、1時間ぐらい演奏しました」
わずか1時間のステージでも、リハーサルは、現地スタッフと一緒に、2日間にもわたったという熱の入れよう。
「はじめは”日本人のクセに、ロックをやるとは得たいの知れぬ奴らだ”と、みんな思ってたらしいんだけどね。いざ音を出してみると、みんなビックリ。”あんな小さな体で、よくドラムが叩けるナ”とk・・・(笑)それに僕らって、メンバーがいろんなところで、複雑な音をポコポコ出しちゃうでしょ?そういう日本人的な、こまかいテクニックも新鮮だったみたいだね」

ライブのあとイギリスの音楽雑誌に取り上げられ、”いままで聴いてた日本のバンドは Like a Hard Rock(ハードロックもどき)だったが、PINKは質の高いポップバンドだ” と評価された彼ら。
「日本では、いままで異端児みたいに扱われてて、かなりマニアっぽい人たちしか、僕らの音楽を聴いてくれなかったでしょ?だから、ロンドンの人たちが、PINKをポップな音楽として認めてくれたことは、意外だったし、すごく嬉しかったですよ」

5日間という短い滞在の間に、リハーサルの合間や、寝る時間も削って、イギリスのバンドのライブを見に出かけたという彼ら。
「おかげで、腰痛で動けなくなるメンバーも出る始末で・・・(笑)でも大げさだけど、イギリスの風に触れたというか、向こうの音楽事情が、少しでもわかったことは、僕らにとっては大成功だったと思うな。日本に帰って来たら、東京の街が、やたらハイテックに見えたよ」

1月28日には、3枚目のLP「PSYCHO-DELICIOUS」をリリース。2月下旬からは全国ツアー開始と、盛りだくさん。
しばらくPINKから目が離せないっ!

 

※クリックで拡大