年も明けて、ようやく観に行った「ゴジラ マイナスワン」。

これまで映画館で観たゴジラ映画は、「ゴジラ対ヘドラ」(1971年)、エメリッヒ版「GODZILLA」(1998年)、「シン・ゴジラ」(2016年)と今回の「マイナスワン」の4本。

以下、ネタバレあり(映画未見の方は注意!)
いろいろ突っ込みたくなるところはあるが、作り手の熱量が感じられグイグイと引き込まれて観た。
最初の島でのゴジラ襲撃は、T-REX が人間を襲うような感じで、ちょっとジュラシックパークっぽさがあった。
ゴジラに襲撃された銀座で敷島(神木隆之介)が典子(浜辺美波)を見つけるくだりは、「こんなに都合よく見つかるかーーー」と思ったし、死んだと思われていた典子が助かっていたのも「もの凄い爆風で吹き飛ばされたのにーーー」と思った。(作りものなのに、こういうところにリアリティーを求めるのもなんだが・・・・)

ところがネットに上げられていた考察を読むと、助かった典子の首筋に残っていた黒いアザが訳アリのようで、どうやら驚異的な再生能力を持つG細胞(ゴジラの生体組織)の破片が典子に作用を及ぼして蘇生させたのではないか・・・という意見があった。その解釈だと典子が生き残ったのも納得がいく。そして最後の最後に、海中に浮かんだゴジラの肉片が生命反応を示すところで映画は終わる。

もし次回作が作られるなら、シン・ゴジラの「ヤシオリ(八塩折)作戦」、今回の「ワダツミ(海神)作戦」に続いて、日本神話的ネーミングの「〇〇〇〇作戦」が行われるのだろうか。期待したい。


以下、ローカルネタ。

購入したパンフレットに過去29本のゴジラ映画の歴史が載っていて、「ゴジラ襲来ポイント」~これまでに襲撃、破壊された日本各地の主なスポットが紹介されている。
それによると、1994年の「ゴジラ対スペースゴジラ」では、私の住む福岡が襲撃されていた。ネットで探してみると海外のマニアが襲撃シーンだけカットして投稿している短い動画があった。


福岡タワーにスペースゴジラあらわる。
「山の上ホテル」から、地元KBCテレビの女性リポーターが実況中継する場面あり。(台詞は英語の吹き替え)

 


福岡県庁跡地に建てられた「アクロス福岡」がゴジラに破壊される。
石の円柱は大正時代に建てられた旧県庁舎に使用されていたもので、福岡中央公園内に今でも残されている。
地元の家電量販店「ベスト電器」も登場。

アクロス福岡は緑化が進んで、今はこんな感じ。アクロス山と呼ばれている。屋外の階段で屋上まで登ることができる。(2022年撮影)

 


こちらは「ゴジラ対キングギドラ」
天神イムズが破壊される。天神コアや福博であい橋、中洲あたりのビル街も映っていた。
天神ビッグバンという再開発で、イムズもコアも既に解体されてしまった。


 

話題が「マイナスワン」から大きくズレてしまった。


【ゴジラ-1.0】監督・脚本を務めた山崎貴が語る「シン・ゴジラ」への対抗策とは|ハリウッドではありえない!?今作登場する駆逐艦「雪風」の撮影手法|山崎貴が後悔した大苦労の海上ロケ【山崎貴✕馬場康夫】
ちょっと長いけど撮影の裏話満載で、無茶苦茶面白い対談。


モノクロ版の「ゴジラ -1.0/C」も上映中だが、こちらも近々観に行く予定。


音楽も美しい。

サイケな「ゴジラ対ヘドラ」~かえせ!太陽を>>