小学生の時に家族で観に行った「ゴジラ対ヘドラ」(1971年)。


「ゴジラ対ヘドラ」予告編
予告編の15秒あたりから若者たちが踊る地下のゴーゴー喫茶が映り、ヘドロが階段をつたってどろどろと流れてくる。この場面があまりに強烈で、トラウマ的に記憶に残っていた。色彩といい、流れる曲といいサイケデリックで子供には刺激が強すぎた。

「ゴジラ マイナスワン」のパンフレットに、これまで日本で作られた29本のゴジラ映画の歴史が載っている。それによると「ゴジラ対ヘドラ」は、
「社会問題となっていた公害をヘドラという怪獣で見せた社会派の問題作。グロテスクなヘドラやサイケな美術、ゴジラが空を飛ぶ奇想天外な演出もあり、公開時の評判は芳しくなかったが、現在ではダークで異色のゴジラとしてカルト的な人気を誇っている」
そうだ。

 


「かえせ!太陽を」歌:麻里圭子
ゴーゴー喫茶で流れていた曲はこれ。
歌詞の「水銀 コバルト カドミウム~♪」のところは、映画館で一回聴いただけだったのに、メロディーと共にずっと記憶に残っていた。
あまりにシュールで、観たばかりの「ゴジラ マイナスワン」の印象も吹き飛んでしまいそう・・・・

公害怪獣とサイケデリック・ロックの1971年~映画『ゴジラ対ヘドラ』(外部リンク)>>

 


「ゴジラ」のテーマ&「かえせ!太陽を」
こちらは、科楽特奏隊というバンドによるロックにアレンジされた「ゴジラ」のテーマと「かえせ!太陽を」のカバー。
伊福部昭の有名なテーマ曲がカッコ良く蘇る!

 

そして、怪獣といえばこの方!
右上の棚の上に怪獣のフィギュアが・・・・(画像拡大して見てください)

8チャンネルのマルチトラック・レコーダーを始めとしてミキサー、BBDエコー、コンプレッサー/エキスパンダー、グラフィック・イコライザー、そして、’70年代の名器メロトロンなどが騒然と並ぶ岡野はじめ宅。機材と共に目を引くのは膨大な量のSF関係のオモチャ類だ。

「Player」1982年12月号掲載

公害怪獣とサイケデリック・ロックの1971年~映画『ゴジラ対ヘドラ』(外部リンク)>>

「ゴジラ -1.0」鑑賞~そしてゴジラ映画で襲撃される福岡の街>>