11月14日中野サンプラザ。ひとつひとつの音と動きがまるでロッキン・フィットネスともいうべき敏捷性を持つPINK。レオタードが華麗な貴公子ウェアに変わり、スタジオサンプラザになれば、それじゃPINKのライヴかと言うと、しかしそうじゃない。バンドが演ると言うのは人間の根っこの絡みが様々な音となってあらわれるから、興奮したりハイに、その場に居あわせればなれるのだ。この日もそう。さほど彼らに興味ない人でも”何か”に必ずひっかかっただろう。僕の場合、テクニシャンもたまにはいいじゃんと、心地良く会場を去ったのでした。(小林由明)

(PSYCHO-DELICIOUS ACT-Ⅲツアー)