出演メンツに気を良くして、この日のコンサートはとても楽しみにしていた。メロン、サンディー&ザ・サンセッツ、ロンドンから密かに来日してたバナナラマ、PINK、BOØWY(出演順)と、85年は話題にコトかかなかった5アーティストの登場だもんね。

会場にはビデオTVが設置され、各バンドのセッティング・タイムは、大貫憲章のDJで海外アーティストのビデオ・クリップを紹介するといった気の利いた配慮も成された。

メロンは、トレードマークの蛍光色衣装でファッショナブルに登場してきたけど、ライティングに無視され、その効果を出せなかったのが残念。
サンセッツは、デビッド・シルビアンが彼らの為に書いた「THIS IS NOT INOUGH」を発表してくれた。そういえば、先日行われたインクスティックのライブでもロバート・パーマーが飛び入りで参加、1曲歌ったそうで、彼らのワールド・ワイドな交友がしのばれる。しかし、今日のステージは、ちょっともの足りなさがあった。
次のバナナラマも来日ついでのご挨拶といった軽い演奏。しかし、あまりの可愛さに好感を抱く。と、3グループは短時間なだけにさらりと顔見せ程度のステージで終わってしまう。

20分の休憩が入って、後半ピンクが登場する。例によってダンサブルな演奏で会場を一気に盛り上げた。派手なバンドだけに、場も一層華やかにさせる。この日、ベースの岡野ハジメはいつになくノッているようだった。そしてウェーブしてきたところで最後はBOØWY。彼らも熱の入った演奏を見せてくれた。彼らとピンクは、どちらも全く違うカラーのバンドだけど、どちらもバンドのコンビネーションはバッチリだ。どれも大好きなバンドだったけど、この日はピンクとBOØWYがとり分けて良かったなっていうのが正直な感想。やっぱり好きなバンドは短時間でサラッと見てしまうより、ワンマンのステージをじっくり見た方が満足できる。と、いつもイベント形式のコンサートを見るたびに思ったりするのだが、ついつい美味しそうな企画に魅せられて異常な期待をしてしまって裏切られてしまう事も多い。しかし、今日はピンクとBOØWYに救われたし、ライブ・ステージをそう頻繁にやらないグループが集まっただけに、嬉しい企画だった。

なお、このコンサートの模様は12月31日、午後5時5分から1時間25分にわたって、NHK総合テレビで放送される。

(草間和子)