「週刊FM」1986年2号の新春カラー企画「俺たちのミュージック・ヒーロー 日本のロック&ポップス」の中で、PINKが取り上げられている。
他の掲載アーティストは、尾崎豊、浜田省吾、矢野顕子、山下達郎、中村あゆみ、飯島真理、アン・ルイス、米米クラブ、小林明子、渡辺美里、THE東西南北、ローザ・ルクセンブルグ。

 

「日本で最もハイ・センスでカッコイイ、ロック・バンド」と自称するPINK。それが単なる大言壮語でないことは、昨年5月のデビュー・アルバム『PINK』、そしてその後に繰り広げられたライヴ・ツアーで証明された。
彼らの音楽についてよく語られるのが”無国籍音楽”という言葉。確かに、福岡ユタカのクセのあるヴォーカルに、岡野、ホッピーらによる万華鏡のようなサウンドが合体した時、僕らは”今まで行ったことのない、どこでもない場所”を体験することができる。そして、それこそロックという音楽が追求してきたものなのだ。
今年はそんなPINKサウンドを、日本中に広く浸透させる年。3月、中野サンプラザを皮切りに、全国ツアーも決定。さらにロンドンなど海外への進出も考えている。

 

「週刊FM」1986年2号掲載記事