「僕という人間を知っていただくには、昨日のことをお話しするのが一番いいでしょう」
①起床は午前八時。②前夜のアルコールの匂いをさせながらラジオのスイッチを入れ、③FENで④スーパーボウルの中継を聴きながら、愛用している⑤自作のひょうたんパーカッションが壊れかけていたので修理する。午後取材があって、それが終わった後⑥カメちゃんちに行って、⑦28インチの大画面でスーパーボウルの決勝戦をタンノウしつつ、⑧カメちゃんが出してくれたウィスキーをカラにする。⑨そのまま寝てしまい、朝⑩クルマで家に帰った。

これを順に解説する。
①早起きは好きではない。
②翌日までアルコールが抜けないほど飲むが、二日酔いにはならない。酒クサイだけ。
③生まれはLA、幼年時代はNYで過ごしたが最近は英語がよく話せない。
④スポーツはキライだが、アメリカン・フットボールはエンタテイメントとして楽しめるので好き。
⑤マメな性格だと自分でも思う。このひょうたんは、回りに数珠のようなものを巻き付けたヤツで、その数珠を1600個ヒモに通して修理した。クライ一面もあるのかも。
⑥カメちゃんと約束していたわけではないが、自分でそう決めていたので押しかけた。
⑦やはりデカイ画面はイイ!
⑧カメちゃんはお酒を飲まないが、来客用にジャックダニエルが用意してあった。半分位残っていたのをキレイにカラにした。本当は焼酎が好きだが、他のものでも構わない。
⑨ただ酔っぱらただけ。②参照。
⑩現在の愛車はダットサン・トラック。楽器を運ぶのに便利。クルマに乗るのは好きだが、スピード狂ではない。

その他
*料理が得意。家事は全般に得意で、家の中も散らかってはいるがキッチンが汚れたオサラの山というようなことはない。
*というのも「自分ででいることにカネは払わない」主義だから。
*従って「自分で扱えないものには手を出さない」というのも主義である。
*その結果、質実剛健な暮しぶりである。

「ピンクの中で僕だけですね、こんなのは。スタジオもキライだし、オシャレじゃないですね~」
いやいや、実用主義もここまで徹すればリッパなオシャレ。ヘタなヘビーデューティー野郎顔負けだ。
「子供の頃からムダはキライなほうで、ガッコでもどうやったらラクして上に行けるかとか考えて、進んで保健委員とかやってましたね。もう教員室と仲良し(笑)。それで高校も付属にしたんですけど、そこでワルイ友達に会ったのが計算違いでしたねぇ」
そのワルイ友達とバンドなぞをやることになって、ウロウロしているうちにピンクのメンバーになってしまった。
「小さい頃は宇宙飛行士になるのがユメだったんだけどね。でも今は楽しいですよ。みんな面白いし」
ピンクの中ではやはり異色かもしれないが、こんな彼がいるからピンクが活性化している面もある。
「僕にとってカッコいいことってのはエンタテイメントしてることかな。ラグビーよりフットボール、ロンドンよりニューヨーク、ニクソンよりケネディ、だよね」

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