PINK　Featuring Hoopy Kamiyama１（ライブレポート）

PSYCHO DELICIOUS ACT THE FINAL
AT SHIBUYA-KOHKAIDO NOV.5th,1988

東京１回、大阪２回のファイナル・コンサート”PSYCHO DELICIOUS ACT THE FINAL”をもってPINKがそのコンサート活動を停止した。ここで紹介するのはその初日、東京渋谷公会堂でのライブ。曲目表を見ていただればわかるように、ファースト・アルバムを中心に滑り出したこの日の演奏は、PINKならではのテンションと毒っ気、それにルーズさが一緒になったもの。後半のダンス・ナンバー・オンパレードでは、渋公の床がリズムに合わせて飛びはねるほどの強力な盛り上がりを見せていた。

さて、我らがホッピー神山のキーボード・プレイは、時にアンサンブルから突き抜けてくる”カワイイ音色”のオブリを織り混ぜ、半分（イヤそれ以上!?）踊りながらプレイするという、キーボーディストのカッコ良さを体現したようなモノ。途中「CLIMB BABY CLIMB」「二人の楽園」あたりではキーボード・ブースを離れ、15ページにあるボックス・コピーのエレクトリック・ギターをプレイ。老体プロフィット5を酷使したパワフルなサウンドも聴かれ、ファンは十分満足できたのでは？

今後は、それぞれ別々のプロジェクトorバンドを始めて活動してゆくというPINKの各メンバーには、この日の盛り上がりを越えるサウンドを提供してくれることを期待したい！

（Photo by Masatsugu Korikawa）

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